新築の場合のエア断コストに関してお伝えします。
エア断の総コストは、新築の場合193万円かかります。
(エア断リノベの場合は全部で255万円。中古住宅の場合、気密工事などが必要だからです。)
これはファンや空調設計 にかかる費用、そしてエア断コントロールユニットすべての料金となります。
しかしエア断を採用することで以下が不要になります。
防蟻処理が不要
まず一般的な防蟻処理で、15万円相当が不要になります。
エア断は防蟻対策と同等の効果があります。加えて床下の5年ごとの防蟻材再塗布も不要になります。
そもそもなぜ床下の防蟻処理が必要なのでしょうか? それは夏の床下では結露が発生するからです。発生した結露水が原因で土台などの木部が腐食。腐食した木分からニオイが発生しそれを嗅ぎ付けて害虫シロアリがやってくる・・・と言われます。

ではなぜ床下で結露が発生するのでしょうか? これは夏の床下は家の中で最も温度が低い場所だからです。結露が発生するのは周辺よりも温度が低く風のない場所と決まっています。まさに床下は結露発生にピッタリの環境が整っているわけです。
そして床下の木部に結露が発生すると、長期間乾くことなく次第に腐食が始まります。この腐食臭をシロアリが嗅ぎ付けます。
早ければ新築しても入居前にシロアリが住み着くケースもあるようです・・・
エア断は床下の湿度を感知して、自動でサーキュレーターを動かし結露発生を抑制します。
実は、結露の大敵は対流なんです。
対流を発生させることで結露は発生しにくくなり、床下をクリーンに保ちます。だから5年ごとの薬剤塗布も不要です。必要時に必要なだけサーキュレーターを動かして結露を抑制します。

高性能断熱材が不要
次に、断熱材を最も安価なものに変更できます。
断熱材だけは高性能断熱材を使った方がいい、とプロは言います。そして高性能断熱材を使えば暖房費も抑えられると感じる人が多いのも事実です。
最も安価な断熱材なら80万円ほどですが、高性能な断熱代になると200万円を超え、超高性能断熱代ともなると300万円を超えます。高価なほど高性能に感じますが、ホームリサーチ社の実験実測ではその差を計測できていません。断熱材の性能よりも、隙間なく丁寧に取り付ける施工技術の方が、断熱性能に影響を与えると判断しています。
エア断の場合は家全体を覆うエアカーテンが高い断熱性能を発揮します。

そのため最も安価な断熱材でも、十分すぎる断熱性能を得られます。
安価な断熱材であれば80万円程度に抑えられ、約150万円ほどが減額できます。
基礎断熱が不要
次に基礎断熱が不要になります。
床下に眠る、夏涼しく冬暖かい地熱を活用するので、エア断住宅では基礎断熱を必要としません 。基礎断熱を行うと50万円ほどアップしますが、この金額が不要になります。

窓の開け閉めが不要
次に小窓をフィックス窓に変更可能です。
開け閉めできる窓には網戸も必要でコストもかかります。しかしエア断の場合、窓を開けて風を入れる必要が全くありません。また窓を開けても風がなければ空気の入れ替えはできません。
エア断は基礎パッキンのフィルターを通ったきれいな空気で換気を行います。窓を開けて空気の入れ替えをする必要がないので、虫や花粉が入りにくいのが特徴です。 小窓からフィックス窓に変更することで、40万円ほどコストが下がると言われます。

高性能サッシが不要
次に樹脂サッシからアルミサッシに変更可能です。
一般的にアルミサッシの場合、熱を伝えやすいので冬寒く特に結露が大量に発生します。エア断の場合結露発生を抑制し、壁から入り込む熱を真っ先に外に出すので、アルミサッシでも寒くなりにくいのが特徴です。
高価な樹脂サッシを使うと家全体で70万円ほど価格がアップしますが、これが減額できます。

高性能な外壁が不要
次に14mmの外壁でも効果は変わりません。
現在主流になりつつある高価な16mmの外壁ではなく14mmの安価な外壁を選ぶことで、50万円ほど減額になります。
ランニングコストが減少
そして、ランニングコストが減少します。
エア断の高い断熱効果により、冷暖房費が下がります。→年間2、3万円。
30年分を計算すると60万円から90万円、減額になります。
家全体を冷暖房する想定で比較した場合の冷暖房費として計算しました。
そして5年ごとに必要な防蟻処理費用が30年で計算すると90万円が減額になります。
トータルコストで362万円お得!
エア断のトータルコストは193万円。
そしてイニシャルコストとランニングコストのマイナス合計では、525万円から555万円。
つまりエア断を施工してもトータル332万円から362万円が安くなる計算です。
もちろんホームリサーチ社が算出したコストによる計算なので、必ず同じ計算が成り立つとは言えませんが、エア断工法の導入によりコストがマイナスに触れる確率は極めて高いと想定しています。

メリットデメリット
さらに以下のメリットがあります。
・エアコン暖房だけで全室暖かい
・ホコリを大幅に削減
・家の中を負圧設計していますので細菌をいち早く外に排出
・キッチン周りの臭いや玄関での臭い、家庭臭もほとんどしない
・結露がほとんど発生しない
・水分センサーにより漏水箇所をリアルタイムで把握(手遅れになる前の雨漏り初期段階で対応できるから家が長持ちする)
・結露から生じるカビやダニの発生も押さえる
家の耐久性が下がらないから耐震性能も長期間保全されることが期待できます。
デメリットを挙げるとしたら、各部屋ファンの音がうるさいことです。ご家庭についているトイレファンの音が気になる人にはおススメできません。音対策も現在進めております。
最後にまとめると 、
・導入コストが安い
・メリットは多数
・デメリットは少ない
詳しくはニルバホームまでお問合せください。
見学前のオンライン相談も可能です
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