エア断の仕組について、有識者(学者や設計事務所の先生)から受ける指摘の中に、『停電になったら無断熱の家になるのでは?』というものがあります。
確かにAir断工法は、室内の温めた(又は冷やした)空気を、換気扇から通気層に流してエアカーテンとして活用するので、停電の時は換気扇も停止してしまいます。
一つ言えるのは、停電の発生時でも温めた(冷やした)空気は、通気層内や室内のいたるところにしばらく留まります。換気扇が止まったからといって、即刻寒くなったり、暑くてたまらない状態に陥るとは考えにくいです。あくまで私説ですが、2~3日かけて徐々に蓄熱効果が薄れると思われます。ちょうど冷蔵庫の電気が止まったからと言って、庫内の冷蔵食品がすぐに常温になるわけではないのと、同じことが言えます。

停電時にエアコンや電気の要る冷暖房機器が使えないのは、エア断住宅でもそうでない住宅でも同じこと。エア断住宅に断熱材はありませんが、通気層の空気が断熱材の代わりです。
もちろん、蓄電池やソーラーパネルで非常時に対応するのは賢明なやりかたですね。Air断工法に拘わらず、非常時の対策は大事ですよね。
家を建てる際に、災害に強い家であるか?は気になるところです。
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