冬のお肌カサカサを塞ぐエア断住宅

そうなのかエア断

エア断住宅が湿度20%以下でも過乾燥にならないメカニズムを解説します。

湿度20%以下。過乾燥になってますよね!ご質問があったのでお答えします。湿度20%以下。これは相対湿度を指しています。

一般的な温度計では相対湿度が使われ、単位はパーセントで表示されます。パーセントですから確率と考えることができ、おおよそこれくらいのような感じで用いられるのが相対湿度です。

ですから、相対湿度が20%以下だから過乾燥とひとくくりで決められるものではありません。

こちらの動画で温度と相対湿度そして絶対湿度の関係を説明します。

幅10メートルのプールがあると仮定します。ここに半分まで水が入っていると仮定します。

つまり50%の水位です。このプールの幅が20m倍に広がったら、50%の水位は25%に下がりますよね。

逆に5メートルと、半分に縮まったら、50%の水位は100%、満タンに上がりますよね。

この時水分量は全く変化していません。プールの大きさに対して水位が変化しているだけです。これが温度、相対湿度そして絶対湿度の関係です。

プールの大きさが温度。広がれば温度が高い。縮まれば温度が低い状態。
水が相対湿度。そして水分量が絶対湿度です。

プールが広がると水位が下がる。つまり温度が上がると相対湿度が下がる。
プールが縮まると水位が上がる。つまり温度が下がると相対湿度が上がる。
相対湿度は温度の上下に左右される。少しいい加減な数値・・・

しかし水分量は、プールが広がっても縮まっても変化しない。つまり絶対湿度は温度の上下では変化しない数値と言えます。要するに、正確な空気中の水分量を知るには、絶対湿度を知ることが重要です。

絶対湿度の低下こそが、過乾燥と呼ばれる状態だと言われています。

絶対湿度の単位にはパーセントではなくグラム「g」が使われます。

こちらが絶対湿度を表示する湿度計です。
上から絶対湿度、単位は g/㎥。
真ん中が温度。
下が相対湿度。単位は%となります。

絶対湿度は1立方メートルの空気中に何グラムの水蒸気が含まれているかを表示しているので、温度の上下に左右されることなく空気中濃水蒸気量を把握することができます。

こちらは絶対湿度と相対湿度が温度で変化する動画です。
外気温0.5度
絶対湿度算定8g
そして湿度76%の屋外です。

ここからエア断愛知モデル内部に入ります。室温がぐんぐん上昇するとともに、相対湿度がぐんぐん下がり始めます。そして絶対湿度も若干上昇。

最終的に室温23度
絶対湿度5.7g
相対湿度28%になりました。

絶対湿度は室外で3.8g だったのが
室内に入ると5.7g
2グラム増加

室内の方が湿度は高いことになります。

相対湿度的には室蓋が76%だったのが、室内に入ると28%。室内の方が湿度が圧倒的に低いことになります。

どちらが正しいのでしょうか?もちろん湿度を正しく把握するのは温度に左右されない絶対湿度です。

一般的に室内では夏場は1立方メートル25g程度、冬場は5g程度と言われます。
夏の25gと比べると冬の5gは1/5。少ないと思うかもしれませんが、この5gを侮ってはいけません。

家が気候の影響を受ける範囲を少なく見積もって1km四方と考えた場合、この1キロ四方に5000トンの水蒸気が含まれている状態が1立方メートル5グラムです。

1立法メートル3gという水蒸気量は、お風呂の水に例えると25000杯分。一日一杯としても65年分の水分量です。家にとって無尽蔵と言えるほどの水分量を含んでいることになります。

しかし最近の高気密住宅では過乾燥が問題視されます。家の周辺には無尽蔵ともいえる5000トンの水蒸気がフワフワ浮いているにもかかわらず、過乾燥。

これは高気密化とエアコン暖房、そしてコールドドラフト現象が原因だと言われています。

高気密住宅では気密性が高く空気の循環が妨げられます。

特に冬場は冷えた壁や窓ガラスに室内の空気が接触して冷やされます。空気の循環が悪い高気密住宅では、冷やされた空気は重くない壁を伝わって床面に広がり冷たい層を形成します。

これがコールドドラフト現象

この壁や床面に広がった冷たい空気の層は、エアコンが放出する暖気と反発し暖気を寄せ付けません。冷たい空気と暖かい空気は混ざり合わないことが原因。暖気が寄り付かない壁や窓ガラスは外気と同じ温度まで徹底的に冷やされます。この外気と同じ温度に冷やされた壁や窓ガラスに室内の水蒸気が接触。
暖かい空気は冷たい空気と反発しますが、暖かい空気に含まれている水蒸気は反発することなく冷たい部分に突撃して結露して水へと変化します。
床や絨毯木材などは結露した水分を吸収。水分を吸収できない窓ガラスなどでは目視できるほどの大量の水分が発生します。
一般的なエアコンで暖められた空気は50℃前後で噴き出してきます。そして50度前後の空気は16度以下の物質に接触すると結露を起こします。

コールドドラフトで冷やされた壁床に接触して瞬間に結露。これらの物質表面で結露した水分はそれぞれの物質が瞬く間に吸収。水分を吸収しないアルミサッシやガラス表面では結露による水滴が発生し冬季貴重な空気中の水蒸気が失われます。
水蒸気を失った空気をもう一度エアコンが吸い込み50℃前後に加熱して放出。そしてコールドドラフトで冷やされた16℃以下の物質に接触して結露。
これが繰り返されることで空気中の水分をカラカラになるまで搾りとります。1立法メートル3gの水蒸気を含んでいた空気は、エアコン暖房1時間後には4g、2時間後には3gと目減りして、後6時間後には1gを割り込む。まさにカラカラの乾燥状態。


これが高気密住宅の過乾燥メカニズムと言われています。

エア断住宅では1時間に1200立方メートル、通常24時間換気の20倍程度の空気を外部から取り入れています。

外気の絶対湿度が1立方メートル5gだとしたら、どれだけエアコン暖房を行っても1m35gが目減りすることはありません。何時間後も外気と同じ5gをキープするのがエア断住宅です。

理由はコールドドラフトが発生しないから。

壁や窓ガラスで発生する冷たい空気を、壁に取り付けたファンな真っ先に通気層へと吸いだします。さらに通気層を流れる空気が外部から伝わる冷気や暖気も押し返します。

コールドドラフトの発生が少ないエア断住宅は一番冷たくなる窓ガラスやサッシでも20℃前後。だから空気中の水蒸気が結露して失われることがありません。

同じ空気を何度も何度も温める高気密住宅ではなく、コールドドラフトの発生を抑え、常に新鮮な空気を暖めるエア断住宅だけが、エアコン暖房でも過乾燥になりにくい特徴を持ちます。

これらの理由から湿度20%以下だから過乾燥とは言えないのです。

ただしエア断住宅で加湿器を使用しても湿度はほとんど増加することはありません。これは室外で加湿器を使用しているようなものだからです。つまり草原のような環境を室内で作り出しているからです。

弊社の見解が正しいとは言い切れませんが、愛知北海道東京モデルデータを検証する限り正しいと判断しています。

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