一般的な家の空気の流れ
まずはじめに、一般的な高気密高断熱住宅の室内の空気の流れを説明します。
換気ファンが2台。そして各部屋の壁に吸気口が取り付けられていて、吸気口から外気を直接室内に取り込みます。

年末のお掃除の時に網戸に付着した真っ黒な汚れの清掃に苦労したことはありませんか?あの汚れの原因である花粉や砂塵をたっぷり含んだ、外気温そのままの空気を、室内に取り込んでいるわけです。

そしてこの花粉や砂塵、さらに室内の衣類や寝具などから発生する綿ボコリを含んだ空気が、エアコンに吸い込まれてフィルターが目詰まりします。また、エアコン内部まで入り込む花粉や菌が、熱交換ラジエーター部分に付着し、結露水を含んでカビが発生。そのカビの隙間を通り抜けて排出されるエアコンの空気が、あのイヤなニオイを放ちます。
Air断住宅の換気経路
対するエア断住宅は、全く別の換気経路になります。
吸気口はエアコン上部に設置。さらに壁に25台のファンを取り付けます。

夏季、室内の温度を上昇させるのは天井と壁です。特に2階天井は50℃近くまで温度が上昇します。この熱を持った天井と、壁に接触した空気が、家全体に広がって室内の温度を上昇させます。Air断住宅では壁に取り付けられたファンが高温になった空気を真っ先に吸いだします。ファンによる空気の排出により、室内では下から上昇するような対流が発生していると考えています。

室内で発生した綿ボコリや、外から服などに付着して持ち込まれた花粉や砂塵は、この対流に乗ってファンから通気層へ排出されます。また、外壁の通気層がエアカーテンとして強力な断熱材の役割を担います。
Air断住宅は床下外周部の広い範囲から、ゆっくりと空気を取り入れます。床下は夏最も温度が低い部分。40℃の空気も、床下に入り込むと25~6℃に下がります。床下から取り入れられた涼しい外気は、中央部分の通気壁を上昇しながらホコリや花粉などをふるい落とし、室内に取り込まれます。
なおかつ、エア断リノベでは驚異の粉塵除去能力を持つ「トルネックス」を標準装備しており、室内をコロナ菌さえ通さない快適空間にしています。エアコン上部にある吸気口から入った空気は、そのままエアコンに吸い込まれ、さらに温度が下がり湿気を除去した状態で室内に放出されます。

空気が綺麗な証拠
3年経過したエア断の北海道モデルハウスや、1年経過したエア断東京モデルハウスのエアコンフィルターは、一度も掃除したことがないのに新品同様です。これが永久に続くとは言いませんが、一般家庭と比べるとその差は歴然。比べ物にならないほど綺麗であることはご理解頂けると思います。

エアカーテンの威力
ファンから排出される空気は、家の外周部である通気層を高速で移動して、最終的に外壁の下部から外へ放出されます。この通気層の空気対流が、家外周部を包み込むエアーカーテンの役目を果たし、外から伝わる熱気・冷気を遮断。高い断熱性能を発揮します。
こちらはガスバーナーによる熱をエアーカーテンの対流が遮断している動画です。対流がなければ10秒持たずに割れる風船が、対流があることで10分経過しても割れません。

この空気の流れこそ、Air断住宅が夏涼しく冬暖かい仕組みです。
極寒の北海道でも、全館空調のような大掛かりの工事をしなくても、エアコンだけで全室暖かく、浴室暖房も不要、クローゼットまでも暖かく、底冷えが起きないのです。
これがエア断リノベーションをお勧めする理由です。
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