神奈川県横須賀市・三浦市周辺で地域密着の新築・リフォームを手掛ける株式会社住まい工房。地元に根ざした、住宅建築のエキスパートです。
「病気にならない住まい」を掲げ、自然素材やSDGsの理念を大切になさっています。バリアフリーリフォームや、ご高齢の方にも安心してお住まいいただける家づくり、丁寧なアフターサポートには定評があります。
今回は代表の西山茂雄さんにお話を伺いました。
西山さん、今日はよろしくお願いします。
早速ですが、どのようなきっかけでこのお仕事を始められたのですか?
高校の時は造船科だったんですよ。全国でも少ない学科だと思うんですけども。
造船を3年間学んでいくうちに、船はあまりにも大き過ぎて、0から出来上がるまでの全工程に立ち会えないというのが物足りなく感じるようになりまして。
そこで、高校を卒業してから、専門学校で住宅建築を学びました。
卒業後はミサワホームさんに入社しました。
造船科ですか!初めてお聞きしました。
ミサワホームさんではどのようなお仕事をなさったのですか?
3年間、とにかく現場を知りたくて、現場監督をさせてもらいました。
ある程度住宅というものが分かってきて、「家づくりの基本は木造住宅にある」と強く思うようになりました。木造住宅のことをもっと知りたいと思い、特に不満があった訳でもなかったのですが、退職届を出しました。
その後はどのようなことをなさったのですか?
木造住宅専門の会社を探すつもりでした。
その前に、貯めた100万円を握りしめて、ヨーロッパを2か月半ほど乞食旅行しました。
帰国してから本腰を入れて就職活動したのですが、希望の会社になかなか出会えず…
たまたま兄貴が、あちこちの工務店から請け負って電気工事の仕事をしていて、「遊んでるならちょっと手伝え」ってことで手伝うことになりました。
そんな中で、とある会社の社長さんが偶然にも高校の先輩で、造船科の先輩でもあったのです。
そのようなご縁で、そこへ入社して木造住宅を学び始めました。
不思議なご縁ですね。
そちらではどのようなキャリアを積まれたのですか?
ミサワホームでは3年間、そのような工務店を監督する仕事をしていたわけですが、
工務店側になったら逆転、もう一兵卒で、材木運びやら現場の片づけから始めました。
そこから徐々に、建て方に進んで、大工さんと一緒に地下足袋を履いて屋根の上を登ったり。
当時はファイルや図面を使わずに施工していたんです。私はミサワホームで使っていたので、ファイルを作って図面を整える、という作業を1から導入して行きました。
ミサワホームでのご経験を活かされて。
そうですね。
同じくその当時、町場の工務店では『現場見学会』をやっているところは無かったんですけど、経験があったので、せっかく建てた家だし、ぜひやりましょう!と提案しました。それが順調に進みましたね。
その後、会社は民事再生の手続きに入られましたが、
大変な思いをなさったのでは?
はい、その時は、M&Aという形でしたが、親会社より代表をやって欲しいということで、やらせていただくことになりました。
前の会社の損失が大きかったものの、税金免除のおかげで、なんとか7年で黒字転換することができました。
V字回復なさったのですね!
しかし、その会社を辞められて、株式会社住まい工房を立ち上げられましたよね。
70歳まで頑張りたいと思っていた矢先、親会社から65歳で定年退職と申し渡されました。
定年後は顧問として、とのことでしたが、お給料もガクンと下がる。
そこで一念発起、まだやり残したこともあるし、と創業しました。2016年のことです。
創業から7年ということですが、印象に残っていることはなんですか?
そうですね、創業する時、民事再生の時とか、前々から支援してくださっていたお客様が沢山いらして、その方々のおかげで今に至っています。
前の会社を辞める時、当時ご相談をお受けしていたお客様にご挨拶をして回りました。
その中のお一人が、「あなたにお願いしたのだから、辞めても頼みます」と言ってってくださり、新しい会社で新築を施工させていただきました。葉山のとても大きなお宅で、印象に残っていますね。
これからの展望は?プライベートなことでも結構です。
70歳まで仕事は続けたいですね。
その後は、妻とよく話しているのですが、オーロラを見に行きたいです。
本当は、ノルウェーやフィンランドに行きたいところですが、さすがに寒過ぎるので、夏のアラスカがいいんじゃないかと。寒いけど、防寒着を着てしのげる程度だそうです。
そんなことを考えています。
ぜひ、ノルウェーにエア断の家を建ててください(笑)
最後に、西山さんがお仕事で大切になさっていることはなんですか?
やはり最終的には、『お客様に信頼していただく』ということですね!
例えば、お客様から問い合わせいただいてお宅に伺う時。
私がお客様だったら、この人は本当に大丈夫かな?とか、仕事はきちんとしてくれるかな?というところを見ると思うのですが、突き詰めると、「この人は信頼・信用できる人か」ということを見ると思うんです。そのためには、嘘をつかない。親身になって対応する。
皆さん、なにげない商品ひとつ買うにしても、自分の心で吟味して、腑に落ちる感じがあって買われたり使ったりしてるんじゃないでしょうか。
私たちの立場も同じで、お引渡しやご契約時に、納得していただきたいと思っています。
万が一クレームになった時は、お客様がご納得いただけないのなら、赤字になっても直すものは直す、そういう気持ちで臨んでいます。言い訳はしない。言い訳が一番、ダメです。
そういったことを積み重ねて、お客様との信頼関係を築けるよう心がけています。
お忙しい中での急なインタビューでしたが、どんな質問にも、真摯にお答えくださいました。どうもありがとうございました。
会社名 | 株式会社住まい工房 |
代表者 | 代表取締役 西山 茂雄 |
住所 | 神奈川県横須賀市公郷町4丁目8-7 |
電話 | 046-884-8295/0120-900-905 |
公式HP | https://sumaikoubou.jp/ |
対応エリア | 神奈川県三浦市、横須賀市、葉山、逗子、鎌倉、横浜一部 |
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