購入した中古住宅が、冬寒くて夏暑い家だと困りますよね。エアコンの電気代や灯油などの光熱費が高いのも困ります。もちろん、地震に弱い家でも不安ですが・・・
そんな中古住宅が【エア断リノベ】で高気密・高断熱住宅に生まれ変わります。嬉しいことに、光熱費もグンと下がるのがエア断住宅の特徴。
では、私たちがエア断工事をするにあたって、どの部分を重点的に見ていくか?について解説します。
①通気層の有無
エア断は、エアカーテンで住宅をすっぽり覆います。エアカーテンには、グラスウールの30倍の断熱効果があります。このエアカーテンを作り出すのに必要なのが【通気層】です。
既存の通気層があるのか?無い場合や、不足する場合の対策は?これが第一点目です。

外壁がサイディング仕様で通気層がある場合も、予算が許せば現在のサイディングを張り替えることをお勧めします。
外壁面に通気層が確保できても、屋根面はどうでしょうか?屋根に通気層が出来ており、エアカーテンとして機能できればOKです。しかしながら、一般的には屋根に通気層が無い場合が大半です。屋根面に新たに通気層を設けるのは屋根の葺き替えが必要となり、大工事になります。
でも安心してください。
私たちは、天井面に通気層を作ることができます。天井裏の確認は必須です。これは後述する気密工事の確認でも必要な作業です。
②床下点検
さて、第二点目の項目は、床下点検です。

エア断工法は、床下から空気を吸い上げています。なにしろ15~18台の換気扇を動かして空気を入れ替えておりますので、吸気口の確保は大切です。しかも、基礎の床(底版といいます)を這って地熱を吸収した外気を室内に摂り入れるので、なるべく一階中央部分の床に吸入口を設けます。
この時、重要な確認事項が、『基礎の表面がコンクリートか?土のままか?』という点です。
望ましいのはコンクリートですが、もし土のままだと、土中から湿気や臭気を吸い上げてくる心配があります。この場合は私たちが開発した【ASMoS(アスモス)工法】が、威力を発揮します。
③空気の通り道
基礎の内部から外気を吸入するので、基礎には開口部が必要です。もし基礎断熱が施工してある家の場合は吸入口が必要です。一階床の中央に開口を作り、一階の天井裏まで空気の道を作ります。
直径15cmのアルミダクトを使用するのが通常です。このアルミダクト管の設置場所を検討します。ちょうど収納庫などがあればいいのですが、無い場合は小さな壁をあらたに作る場合もあります。

私たちは、この外気吸入ダクトの中間にトルネックスという空気清浄機を設置する工事を行います。外気はPM2.5や排ガスで汚れています。清浄な空気を室内に摂り入れるため、また、ウィルスや花粉対策としても有効です。
④気密チェック
さて、最後は気密のチェックです。
エア断で断熱リノベーション工事をすると、驚くほど冬暖かく夏涼しい暮らしが実現します。それには、エアカーテンの効果を十分発揮させることが肝要です。つまり、「気密性」に懸かっています。
気密が悪い家は、穴の開いたストローのようなもので、吸っても吸っても口までの飲み物は届きません。室内から換気扇で排出する空気を、滞りなく、まんべんなく通気層に送り込んで循環させるには、床や壁、天井の気密バリアーが超重要です。
築年数の古い中古住宅が寒く感じる最大の理由は、気密の悪さです。床と床下(基礎内)との気密バリアーが弱く、スキマ風が入り込むのが原因でしょう。屋根面では、桁で外部からの明かりが見えるほど隙間が空いているケースが多いものです。
これらの隙間を埋めて気密性能を最大限まで高めるために、私たちは【防水気密塗料CAT】を開発しました。※特許出願中です
![防水気密塗料「CAT]](https://air-dan.jp/wp-content/uploads/2023/01/エア断リノベサイトサムネ-1024x576.jpg)
このCATは、塗料なので刷毛でもローラーでも、吹付でも施工可能です。雨漏り対策にも使われています。住まいの全面に、気密性能UPのため、床や天井、壁に塗布します。
以上のポイントをクリアしながら、中古住宅を高気密・高断熱に改善していきます。
【エア断リノベ】ができるかどうか家を見に来て欲しい方は下のボタンよりご連絡ください。
訪問前のご相談はオンラインでも可能です。
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