別荘を購入された上野様ご夫婦より、中古別荘の点検のご依頼を承りました。
中古別荘の点検依頼をお受けしました
有名なリゾート地で、静かな山林の中にひっそりと佇むような素敵な別荘を購入された上野様ご夫婦より「別荘の点検」のご依頼がありました。
私たちニルバクラブの点検は、様々なところをチェックしていきます。
・家の周り
・各室内
・壁内
・床下
・天井
・水道排水
・電気・ガスなどのインフラ設備
等々、きちんと機能するかどうかをしっかり点検してまいります。
点検してみると
壁と床下の確認
上野様の別荘で一番心配な部分は、壁の中でした。
上野様のご了解をいただき、壁を剥がしてみると、壁の中の木が湿気にやられて腐り、ボロボロになっていました。
このような場合、床下から湿気が上がり、壁の中に被害を受けている可能性がある為、床下も確認します。
ですが、床の土間は乾燥状態でそれほど湿気もない状態。念のため、含水計で調査をしたところ、含水計の数字もほぼ正常値でした。床下の中の土台や束などの木の部分も問題なくシロアリの被害もありませんでした。
天井裏の確認
続いて、天井裏を確認します。天井裏には大きな梁が通っており、そこに湿気が滞ってカビが発生していました。
この湿気はどこから来るのかを探る為、外周を確認しましたが、家回りの土は乾燥しており、近くに池・田畑のような、湿気が発生するような場所もありません。
つまり、この湿気は家の中だけの問題ということになります。
室内の湿気・カビ これは別荘の”あるある”問題
室内の湿気・カビ これは別荘の”あるある”問題なのです。
別荘は、常時お住まいしている状態ではありませんので、どうしても室内の空気が滞留状態です。
空気が滞留していると、湿気も滞留し、カビや腐朽菌という木を腐らせる菌もが発生しやすくなります。そして、それは害虫の発生にもつながってしまいます。
別荘に久しぶりに来てドアを開けると、すえたような匂いを感じることは多いと思います。
別荘に来ると、まず窓を開けて、換気と掃除をするということは、別荘住宅の”あるある”問題なのです。
私たちは、「常時住むことのない別荘において、湿気を発生させない方法は何かないだろうか？」と考え、『エア断』という工法で解決することに決定しました。
エア断リノベーションとは？
『エア断リノベーション』とは、いったいどんな工法なのでしょうか？
『エア断』とは、簡単に言うと「地面の地熱」利用し、住宅をスッポリ「エアカーテン」で包みます。
断熱補強は要らず、電気代の安い換気扇だけで「エアカーテン」を作動させます。
各部屋につけた換気扇は、湿気温度を感知するセンサーとマイコンで制御されます。
エア断は、室内から外部のエアカーテンに向かって、緩やかな風がそよいでいる状態になるので、湿気が滞留することはありません。したがって、結露・カビ・悪臭などを極力 防いでくれます。
さらに、この『エア断』は大規模な工事費はかからないというメリットもあります。
こちらの記事の動画では、エア断について、わかりやすくご説明しておりますので是非ご覧ください。
参考記事：エア断リノベってどんなん？↓↓↓
上野様の別荘をエア断リノベーション
こうして、上野様の別荘リノベーションが始まりました。
太い梁を随所に蘇らせるような、落ち着いた雰囲気の家になるのを想定した、大規模なリフォームです。眺望もよく最高の環境にある別荘ですので、いつ来た時にでもここを満喫していただける様な『エア断リノベーション』工事を開始しました。
別荘住宅には、エア断が最適
上野様の別荘でご提案したように、
私たちは、別荘住宅には【エア断】が一番適していると判断します。
もし、あなたが別荘をお持ちだったり、もしくは今後、別荘購入をお考えでしたら、是非『エア断』をご検討ください。
さらに、田舎にあるご実家。誰もお住まいでない空き家など、気になる住宅をお持ちの方も是非お声掛けください。全国100社の工務店ネットワークのニルバクラブの工務店がご対応させていただきます。
壁体内結露の判定もいたします
私たちニルバクラブでは、今回のお話の中であった『壁体内結露』（壁の中に結露が発生して、腐ったりあるいは虫が湧いたりする状態）の調査をソフトを使って計算することも可能です。
今お住まいのお家が少し不安、今から購入しようとしてる中古住宅、これらを計算してほしい。
別荘や、離れた実家、だれも住んでいない空き家。
これらの状況を判断して欲しいと思われましたら、お気軽にお問い合わせください。
今日のお話は、別荘のリノベーション・結露・カビのお話までさせていただきました。参考になれば幸いです。ありがとうございました。
エア断リノベにご興味を持っていただけましたらお気軽にお問い合わせください。
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