今回は、愛媛県今治市にお住まいの福田さんのご自宅リノベーション事例をご紹介します。
愛媛県今治市にお住まいのご家族からのご相談
今治市は、愛媛県の県庁所在地・松山市にも近い港町です。戦国時代には海賊が活躍した歴史ある地としても知られ、現在は造船業や漁港としても賑わっています。瀬戸内海に面し、美しい風景が広がる魅力的なエリアです。
古民家を大切に活かしたいという想いから
今回リノベーションを決意された福田さんは、ご両親と同じ敷地に建つ、かつて自身が生まれ育った古民家に長年住まわれていました。しかし、家の老朽化が進んだため、住み慣れたこの家を「なんとか再生したい」との思いで、今治市内の複数の工務店に相談されました。
ところが、訪れた4軒の工務店すべてからは「リフォームではなく建て替えの方がいいのでは」とリフォームを断られてしまったそうです。

5軒目の出会いが未来を変えた
そこで紹介されたのが、今治市にある「藤田ハウス」さん。地元でも評判の、丁寧な仕事ぶりで知られる工務店です。社長自らが相談に応じてくださり、「一緒に頑張りましょう」と快諾。その言葉にFさんは心を動かされ、リノベーションプロジェクトが本格的にスタートしました。

福田さんのご希望
福田さんのご希望は次のとおりです:
- 思い出の詰まった古民家をできるだけ活かしたい
- 飼っている猫と快適に暮らせる家にしたい
- 夏は涼しく、冬は暖かい家にしたい
- 地震に強い構造にしてほしい
- 予算内で収めてほしい

藤田ハウスの丁寧な現地調査と具体的な提案
まずは現地調査から。社長とスタッフが屋根裏や床下に潜り、柱の寸法まで詳細にチェック。その結果、3つの提案が行われました。

① 耐震性を高める「ウイングダンパー」
耐震等級3相当を目指し、コストを抑えながらも安心感を確保するため、「ウイングダンパー」を採用。地震対策とコストバランスを両立する方法です。
② 断熱材を使わず快適を実現する「エア断工法」
土壁の特性を活かした「エア断工法」を取り入れ、断熱材を使わずに快適な室内環境を実現。この工法により、土壁の良さを残したまま、夏涼しく冬暖かい空気循環の良い住まいが可能になります。

③ 愛媛県産材を使用した自然素材の家づくり
藤田ハウスさんは愛媛県産の木材を用いた家づくりを得意としています。今回は内装にふんだんに県産材を使用し、人にも猫にもやさしい、ぬくもりある空間に仕上げましょう。
いよいよ工事スタート!
工事では「エア断リノベーション」という新たな工法にも挑戦。本部から専門スタッフを招き、気密性を高める施工が行われました。
大工さんいわく「一番大変だったのは、築年数の経った家の歪みを直すこと」だったとのこと。ですが、それを乗り越え、ついに工事が完了!
リノベーション後の暮らし
完成した新居には、黒く美しい太い梁が印象的な吹き抜け空間が広がり、猫ちゃんのためのキャットウォークや昼寝スペースも完備。中央の大きなテーブルでは家族や友人と団らんを楽しめる空間が整いました。
福田さんに住み心地を伺うと、
「エアコンがよく効いてビックリ!実家に行って帰ると、古い家の暑さが身にしみます。こっちはカラッとして本当に気持ちいい」
と大満足の様子。遊びに来たご友人たちも「なんだか居心地いいね」と長居されるそうです。



お気軽にご相談ください
古民家リノベーションにご興味のある方は、今治市にお住まいの方は「藤田ハウス」さんへ直接ご相談されるか、その他の地域にお住まいの方は「ニルバクラブ」までお問い合わせください。全国の会員工務店をご紹介いたします。
私たちも現地に伺い、ご希望に合わせたご提案をさせていただきます。

エア断につて詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
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